やっぱり工場に加工の音が響いてこそ石屋。

皆様こんにちは。本日は早退させていただいて長女とお買い物に出掛けます。どうも!!石屋ブロガーを目指して早起きを徹底している湊和也です。

長女とはスポーツショップへ。これからの季節のランニングクラブでの練習用にウインドブレーカーを買いに行ってきます。久しぶりの長女と二人きりのおデートですね(笑)

さてさて。というわけで本日は朝から工場で位牌型石塔の加工に励んでおります。午前中にはほぼ切削作業は終わりまして、午後からは研磨作業を進めています。

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こちらは手動研磨機。小さい面はこちらで研磨を行います。

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こちらは自動研磨機。大きな面はこちらで研磨を行います。弊社は以前、首都圏の石屋さん向けに卸を行っていたこともありますので、工場内の機械はまあまあ充実しています。自社で加工ができる体制ではありますので、ある程度の品物は自社で作製できますしお墓のリフォームで必要になる石材の再加工にも幅広く対応が可能です。石屋を続けていくにあたりありがたい設備が揃っています。工場を必死に守ってきた今は亡きじいちゃんと親父には心の底から感謝しています。弟の純人はインテリアストーン・ゲインストーンといった取り組みを行っています。この取り組みだって加工ができる設備があってこそですから、この恵まれた環境への感謝を噛み締めながら今後も頑張ってもらいたいと思います。

「お兄ちゃん。弟の取り組みに何か言いたそう~。」

いやいや。何もないって!!ちゃんと応援してますよ(笑)

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こちらは切削した面。

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こちらは研磨した面です。うんうん。よしよし。きれいな石だ。きっと素敵な位牌型石塔ができるな!!

最近は中国加工石材(以下中国材)の値段の高騰そして品質の低下により、国内石材加工への回帰の動きが多く見られます。ですが中国材が日本の石材業界を席巻したときは、日本中の石屋さんの工場から一気に石材を加工する音が消えました。弊社では絶対に行いませんが、木枠梱包されて届いた石材をそのままトラックに積んで、墓地の駐車場で木枠を解体してそのまま据付や建上を行う石屋さんもいました。「とりあえず建ててしまえばいい。」みたいな感じに見えて、僕はそういったやり方には不快感を感じていましたね。また文字彫りまで中国で行わせる石屋さんも見受けられます。お墓づくりの肝心要の作業。それを自社で行わなくてどうすんじゃいっ!?現在は事務所にまで石材を加工する音が響いています。やっぱりこの音が響いてこそ石屋ですよ。この音聞いて育ったんですよ!!石工の魂の音ですよ!!そして、心を込めて、そのお墓に入る方を想い、さらに御家族を想い、日本の石を自分たちで切って磨いて彫る。やっぱりこの原点に回帰しないと、本当にこの日本で石のお墓は建たなくなるかもしれない。そして、御先祖様を大切に供養する・故人を大切に供養するという日本人の心が失われてしまうかもしれない。だから僕達石屋は「お墓を通して日本人の国民性を守っていくお仕事」と共通の認識を持たなくてはいけない時期に来ていると僕は感じています。

幼子が墓前で合掌する姿がこの国からなくならないことを願って。

 

(´∀`)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま~す♪(´∀`)

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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