石材加工の経験が施工・設計・作図・販売に通ずる。

皆様こんばんは。「土曜の夜だし~。」と晩酌に500mlの缶ビールを2本飲んだらすでに眠くてむにゃむにゃです。不思議と自宅でお酒を飲むとすぐに酔う(笑)どうも!!石屋ブロガーを目指してこんな状態で更新していいものか悩んでいる湊和也です。

まあいいか。

さてさて。本日は昨日の加工の続きをお伝えします。

昨日中に成形まで済みましたので本日は研磨作業。通常ですと研磨作業は広い面は自動の研磨機で行い、そこそこの広さの面は手動の研磨機で行います。ですが本日研磨した部分は曲面と極端に狭い面の組み合わせのため、ハンドポリッシャーを使い手磨きを行いました。この手磨きは加工の中でも根気の必要な作業。大変な作業といえばその通りなのですが、逆に言えば達成感を感じることができる石材加工の醍醐味かもしれません。

研磨途中の様子。赤く着色してある部分を研磨していきます。なぜ赤く着色してあるかといいますと、砥石がちゃんと当たって磨けているかを確認するためです。磨けていれば赤色が落ちて石の表面が見えてきますが、磨けていない部分は赤いままなので研磨が足りない部分がよくわかります。

というわけで研磨完了。まあ合格点はいただけるでしょうか(^_^;)2本とも完了といきたかったのですが、こちらを御納品する墓所新設工事の地鎮祭があったり、卸屋さんまで石を引き取りに上がったりとしていましたら1本しか磨けませんでした。残りは月曜日に頑張りま~す。

そういえば研磨しながら取引先である石材輸入の商社の営業の方のこんな言葉を思い出しました。

「あそこの石材店の息子さん知ってます?図面関係の専門学校を卒業して、お墓の設計とかCAD作図だけ会社でやってるみたいなんですけど、石材加工の経験がないから、図面上では可能でも実際に加工するのは不可能な発注ばかり来るんですよ~。毎回困っちゃうんだよな~。」

なるほどね。たしかに石材加工の経験がないと、石材加工に限界が存在することを理解できないよな~。

あくまで僕の考えなのですが、石材加工の経験があると下のようなことが言えるかなと。

➀現場施工の際→石材加工にいかに時間と手間がかかるかを理解すると、角を壊さぬよう艶を出した表面を傷付けぬよう石材の取り扱いにより慎重になる。

➁設計・CAD作図の際→石材加工には限界があることを理解すると、図面上では可能でも実際に加工するのは不可能な設計やCAD作図をしなくなり、石材輸入の商社を泣かせることがなくなる。

➂販売の際→様々な種類の石材の「質」を理解するのにも自ら切ったり磨いたり彫ったりしてこそ。こうして手に入れた知識こそお客様への御説明で説得力が出る。

こういった観点からも石材加工は石屋の原点だな~と僕は考えています。

 

(´∀`)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま~す♪(´∀`)

Twitter https://twitter.com/kazuyastone
Facebook https://www.facebook.com/kazuya.minato3
Instagram https://instagram.com/sanakotonastone/

㈲ミナト石材も最新情報更新中!!

HP http://minato-sekizai.com/
Facebookページ https://www.facebook.com/minatosekizai
MAIL info@minato-sekizai.com

この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です