㈲ミナト石材 社長の湊和也です。先月初旬はまだまだ暑く、空調服が手放せずに現場施工をしておりましたが、季節は駆け足、今では朝晩の冷え込みが厳しくなり、そろそろ温感インナーを着ようかなといったところ。何と言いますか・・・・・体感としては春と秋が妙に短くなっているかなと。皆様はどうお感じでしょうか?
さて。私は「国産墓石の販売への注力」を毎年毎年その一年の目標に掲げてきたのですが、実際の展示品がない中では、いくら紙媒体や動画を駆使してもお客様にその良さが伝わりずらいなと思慮しておりました。
やはり展示品がなくては。
そんな中、ようやく展示品の導入が叶い大きくその一歩目を踏み出すことができました。その資金の確保のために尽力くださった二本松信用金庫様には感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。
まずは磐梯みかげ石。
吸水率が低く、水はけがとても良い白みかげ石。青味を帯びた細やかな石目が美しい石です。四季の変化が激しい日本の風土にも適した極上の高級石材です。


続いては吾妻みかげ石。
磐梯みかげと同じ山で採石されています。吸水率が低く、劣化が少ないことが特徴。パッと明るい色合いで「新鮮さ」を感じさせるきれいな石です。こちらも素晴らしい高級石材になります。


いずれも国内有数の採石・加工メーカーである八巻石材工業(株)さんに作製していただきました。
最後は初森みかげ石。
こちらは地元初森地区産出の墓石材。完全自社加工で作製いたしました。御位牌をモチーフに重厚感のある佇まいとなっています。


こちらの設置完了後、弊社のITコンサルタントである齋藤事務所さんのYouTubeでご紹介いただきました。ぜひご覧ください!!
国産墓石は外国産墓石と比べるとやはり高額です。しかしただ単に高額なわけではありません。外国産墓石よりも価値があるからこそ高額なのです。お墓購入の価格帯は乗用車購入の価格帯に似ています。軽自動車・普通車・高級車そして上を見ればキリがありません。お墓も同様。手頃なものから始まり上を見れば墓石1基でレクサスや高級外車並みのものまで存在します。乗用車で考えてみてください。手頃な乗用車と桁外れの高級車の違い。それは価値の違いに他なりません。
- 希少性の高さ
- 加工技術の高さ
- 日本の風土に適している石
- 尊い供養
国産墓石は上記がその価値になるでしょう。
希少性の高さ
国産墓石は多くの外国産墓石のように大量に採石されているわけではありません。さらに採石された原石全てを墓石にできるわけではないのです。その中から厳選して墓石として使用できるのは平均10%程度、聞いた話では国産最高級材に至っては1~3%なんてこともあるそうです。このように国産墓石は選りすぐりの一品としてお客様の手元に届いているのです。
加工技術の高さ
世界で評価される様々な職種での日本人の職人さんの技術の高さ。これはもちろん石材加工においても同じです。弊社では国産墓石の受注が入った際は主に前述の八巻石材さんに作製をお願いしております。引き取り後の自社での検品の際は、磨き・寸法・直角などなどその加工精度の高さに毎回驚かされています。墓石はただの石ではありません。御家族様の故人への想いのシンボルです。それに相応しいように、加工職人さんの情熱が込められ、世界一と言っていい高品質な加工がおこなわれているのが国産墓石なのです。また採石している石山の職人さんのことも忘れてはいけません。磐梯みかげ・吾妻みかげ共に、そして他の国産石材も然り、大きな危険と隣り合わせで大変な苦労が伴う中で採石されております。「国産墓石の軽視」これはこういった職人さんを軽視していることになります。私は決してそういったことは致しません。
日本の風土に適している石
これは当然ですね。ここ日本で採石されているわけですから。外国産墓石にあることですが、日本での使用が始まったけれども経年変化での劣化が著しく使用されなくなったもの。人気石種として使用されていたけれども原石の質の悪化により使用されなくなったものなどなどございます。使用実績の少ない石はリスクがあるのです。国産墓石はいずれも古くから長きにわたりお墓に使用されてきました。外国産と違い使用実績は段違いです。お墓というものは乗用車のように10年に一度・15年に一度と買い替えするものではありません。建てればそこに在り続けるものです。そう考えますと使用実績が長いという安心感は間違いなく価値なのです。
尊い供養
日本人なら日本の石を使ったお墓。素晴らしいお考えです。先程も書きましたが、墓石は御家族様の故人への想いのシンボルです。故人への敬意をもって日本人としてそのシンボルに国産墓石を使用する。尊い供養となるのです。これをすることにより、これができたことにより、お客様が施主(建主)として大きな心の満足感を得ることができると私は信じています。
今回の記事の最後に。
私は国産墓石を愛しています。愛するその石の価値。展示品を活かして多くのお客様に訴求していく所存でございます。
この記事を書いた人
- ㈲ミナト石材 代表取締役社長
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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