未明にけたたましいサイレンと
市内西新殿地区で住宅火災発生という町内放送に
「はうあっ!?」とベッドから飛び起きたところ
・・・・・部屋の中はシーン・・・・・
どうやら夢を見ていたようです(笑)
出社してこのことを職人さんに話したところ
火事の夢は縁起が良いとのこと。
夢の中での「燃える」は本来の意味での「萌える」と捉えるらしい。
「萌え~♡♡♡」じゃないよ。
んで縁起良いというので今日は良い事あるかなと仕事していましたら
なんと作業着の社会の窓がいきなり壊れた(゚д゚)
なんて日だっ!?
こんな日は石でも食おう。
食えるわけないよ~(笑)
今回食べようとした石は・・・・・じゃなかった。
今日御紹介の石はこちら。
宮城県産出の伊達冠石といいます。
白石市と丸森町の境にあたる大蔵山から採石されています。
原石といいますと非常に大きく
またいびつに角張った立方体を想像される方が多いと思いますが
こちらの石はいびつな球状の玉石として採石されています。
上の写真はサンプル板石。
玉石を輪切りにしたものなのでいびつな形をしています。
んでこちらの石はどういった利用が多いかといいますと
球状の趣を生かした自然石石塔をおつくりする場合が多いです。
こういった玉石は
世界にひとつとして同じ形のものは存在しませんのでまさしく一点物!!
自然石石塔はこういった感じ。
素敵な石塔です。しかも世界にひとつだけ。
切削して本磨きした(艶出しした)面と
自然の石肌のコントラストが何とも言えません。
自然の石肌は薄茶色といいますか黄色に近いような色をしています。
この石は別名「泥かぶり」と呼ばれているのですが
この自然の石肌がその別名の理由かもしれません。
こちらの石塔の完成写真はこちら。
自然石石塔は文字彫刻の配置にセンスが必須です。
配置次第でさらに素敵になりますしその逆もしかり。
この石塔では隷書体の「空」を絶妙に配置できているかと思います。
このお仕事は仙台市在住のお客様から御依頼を賜りまして
仙台市内の市営霊園にて施工してきました。
宮城で生まれ宮城で生きて宮城の石の下で永久の眠りにつく。
お墓という終の棲家に愛するふるさとの石を使う。
素晴らしいことだと感じます。
ここ福島にも価値ある石はたくさんございます。
広く認知していただけるように発信を続けなくては!!
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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