お墓の文字彫刻。

今日の雨には参った。
何だか梅雨みたいにシトシトと。
しかも寒かったし。
僕はポカポカ陽気を望む！！

さてさて。
弊社工場脇の字彫り場には字彫り作業を待つ
石目が細かく良質な白御影石が待機中。

今回は皆さんがよく見慣れています和型石塔。

こちらは「～家之墓」とお彫りする
一番上の石。
石屋用語では「竿石」と呼ばれます。

こちらは戒名をお彫りする墓誌といいまして
宗派によっては
墓碑ですとか戒名碑ですとか法名碑ですとか
その呼び名が変わります。

こちらは上台と言いまして
竿石の下に来る部材です。
今回こちらには家紋をお彫りします。

弊社では字彫り作業はほぼ１００％自社で行います。
というかほとんどの石屋さんが
ほぼ１００％自社で行っていると思われます。

しかし最近では中国の工場に
字彫りまで依頼する石屋さんもいらっしゃるようです。

僕はこれにはちょっと疑問符。
日本で作業できない特殊な彫刻であれば仕方ないですが
お墓をおつくりする上で最も大切なこの工程を
自社で行わないのは何だか残念です。

竿石の字というのは
言ってしまえばそのお墓の顔なわけですから。

心を込めて作業して
素敵な顔に仕上げましょうよ！！

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この記事を書いた人

湊和也㈲ミナト石材代表取締役社長

福島県二本松市小浜㈲ミナト石材代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き！！お祭大好き！！二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです！！最近は腕時計の収集に夢中～。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ！！