先の東日本大震災ではここ二本松市でも
たくさんのお墓が倒壊してしまいました。
多くは耐震ボンド登場前の
セメント接着施工でのお墓です。
耐震ボンド接着施工でも倒壊したお墓もあります。
ボンド量が不十分だったこと
接着面が汚れていたことによる接着不良
地盤自体が破壊されての倒壊などなど
理由はさまざまです。
そういった経験を踏まえて
弊社ではより良い施工を日々研究しているわけですが
今回は和型三段墓の施工にもってこいの芯棒を御紹介。
こちらは免震棒といいます。
素材はステンレスで長さ250mm直径25mm。
かなり頑丈な芯棒です。
オスネジとメスネジがありまして
施工において必要な長さに連結して使用します。
こちらは3本連結した様子。
実際の施工の様子はこちら。
免震棒は石材に設けた穴を通すわけですが
穴の中にはセメントではなくてブチルゴムを充填します。
ブチルゴムは衝撃を吸収する役目を果たします。
セメントで頑丈に固定するのではなく
ブチルゴムで強い揺れの力を吸収する。
これが免震棒の特徴です。
お墓を建てるにあたりまた直すにあたり
施工においての大地震への備えについて調べている方にとって
参考になりましたらば幸いです。
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この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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