㈲ミナト石材 社長の湊和也です。
今年も早いもので大晦日。午前中に納骨のご依頼に対応、その後は私と妻それぞれの愛車の洗車を済ませ、今は自宅でのんびりしております。大掃除は昨日までに完了。今夜は早めにお酒に手を伸ばしましょうか。その前にブログ更新。今年一年を振り返りましょう。
今年も多くのお客様から御縁を賜りまして、墓所新設・お墓のリフォーム・墓じまいとたくさんお仕事させていただきました。本当にありがとうございました。心から感謝申し上げる次第でございます。会社経営は一人でできるものではなく、様々な方々のご助力あってこそです。御縁を賜りましたお客様・取引先の皆様・従業員の皆様・地域の皆様・そして家族へ。どれだけ感謝をお伝えしても足りないといった心持ちでございます。
◯墓所新設・お墓のリフォーム
今年から弊社でもカンボジア産白御影石の取り扱いを開始いたしました。会社の最新情報でも書かせていただいております。
燃料費高騰・物価高などの影響もあり、「お墓は建てたいが、なるべく負担を少なくしたい。」というのがお客様の本音かと思います。墓石材の仕入れ値も高騰しておりますが、そういった中でもまだ幾分か少ないご負担でご提供できることもあり、今年はこの石での石塔や、お墓のリフォームにおいては墓誌の新設などですいぶんと納品させていただきました。会社のInstagramでもご紹介しております。
ご負担の部分ばかりではなく、切る・磨く・彫るを通して良質であることもおすすめできる理由です。また仕上がった際の見た目が良く本当にきれいな石ですね。長く安定供給されますことを祈るばかりです。
以前も書いた記憶がありますが、弊社においては突飛なデザインや装飾過多の石塔というよりは、シンプルな洋型・横型・和洋型の石塔に人気がございます。そこへ彫刻で個性やオリジナリティを求めるお客様が多い印象です。様々な彫刻のご要望に的確にお応えできますように、彫刻データの拡充と彫刻の腕を磨き続けることを来年の目標としております。
◯墓じまい
規模の大小は様々ではありましたが、少なくとも月にひと現場は施工させていただきました。年明け以降の冬季間も墓じまいが続きます。墓じまいが増えていることはあらためて書くほどのことでもないので、墓じまいに関することで来年に私がスタートしたい案件の話を。
弊社の商圏は地方の中のさらに地方。要はド田舎なわけです。ド田舎ですと、ご家族に不幸があった方が慣例的に従来通りお墓を建てるのかと言いますと、決してそうとは断言できません。実際に葬儀後に直で永代供養墓に納骨する方もいらっしゃいます。従来通りの方・そうではない方、まだまだ二極化と言えるほどの割合ではないのですが、確実に二極化は進んでいくと思います。そういった中、この中間を求める方が出てきたというのが今年一年間で感じたこと。
わかりやすく例えます。
- 従来通りの方(〇〇家之墓を建てる方)⇒持ち家
- 葬儀後に直で永代供養墓や合葬墓の方⇒集合住宅
この間にあたるもの、要は借家的なお墓を求める声が出てき始めたと感じているのです。
「自分(施主様)には子供がいないので、両親のためにお墓を建ててもいずれは墓じまいすることが考えられます。しかし、かといって葬儀後すぐに永代供養墓に両親を納めることには抵抗がある。だから将来的に墓じまいすることを念頭に、その際の負担を軽減できる設計でお墓をお願いしたい。」
今年はこういったご相談が多くございました。承った以上は精一杯おこたえしようと奮闘しますが、商圏内の墓地はどこも区画が大きくどうしても負担が、であれば石塔を小さくすればとも考えますが、私としては人を埋葬する上で然るべきサイズはあると考えるのでそれも限界はある。結局はお客様の負担増となってしまいます。心苦しいところ。何とかこういったご要望の受け皿となる墓地区画をご用意できないものかと日々思案しておりました。
そんな折、石材業界のセミナーで、各地の共同墓地の空き区画を利用してレンタル墓と言いますか、期限付き墓と言いますか、(その石材店さんはサブスク墓とおっしゃっておりました。)を運営している石材店さんと知り合うことができました。この取り組みが私が思案していたものと合致したものですから、思い立ったが吉日、今後そのノウハウを学ばせていただき、このレンタル墓・期限付き墓・サブスク墓の来年内のスタートを目標にしております。
新しいことへのチャレンジ。上手くいくか否かは今はわかりません。ただウキウキしています。経営者。挑戦を続けてこそ充実した日々があるのではないでしょうか。
明日以降の新年も、顔を上げて胸を張ってそして謙虚に歩んで行く所存でございます。
まずはこのお休み。大好きなお酒を楽しみながら充電期間といたします。
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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