654系新石種に期待。

㈲ミナト石材 社長の湊和也です。仕事始め後すぐの連日の積雪に悩まされましたが、ここに来て穏やかな天候が続いています。今週は暖かい日ばかりとのことで、屋外肉体労働の私達にとってはありがたいことであります。新年最初の大規模墓じまい。昨日、想定よりずいぶん早く完了しました。残すは泥で汚してしまった墓地通路と駐車場の洗浄。じっくりきれいにいたします。

中国産654系の墓石材。濃灰色で和型・洋型どちらにもマッチすることで、また以前はお求めやすい価格帯ということもあり大変人気の墓石材でした。どこの墓地を見回してもたくさん使用されております。もちろん弊社においても何度もご納品させていただきました。

一口に654系と言っても多種多様で、その中には水を吸っている部分とそうでない部分の見た目の差が大きい種があります。そのためお客様から654系の御要望があった際は、654系どれもこれもを御提案するわけではなく、その差が少ない種に限り御提案させていただいておりました。

昨年、久しぶりにお客様からその御要望がありどれが好いかと思慮していたところ、石材輸入商社さんから「これならおすすめできます」とアプローチがあり、お客様にも御納得いただき、初使用の石種を納品させていただきました。

新石種の初使用と書きますと、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、きちんと情報を収集して判断し御提案に至っています。雪の多い山形県内での使用実績が多いこと・この石を使用した石材店さんの満足度が高いことなどが理由に挙げられます。

完成後のお姿。

日陰になってしまい分かりにくいのですが、濃灰色というよりは654系の中では明るめの灰色になると思います。

完成後から入魂式・御納骨までの間に大雨があったのですが、その後に確認に行きましても吸水に関する見た目の差は気になることはありませんでした。しかし、お墓は長らくそこに在り続けるものですので「長年にわたりどうなのか?」、経過観察を続けていきたいと思います。

654新石種。

経年変化の少なさと、安定して供給が続くことを期待しております。

この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です