本日も大変良いお天気。
仕事も来月工事のお客様の外柵の加工に入りました。
私は今日は前出の北田様の御納骨と一周忌の御法要へ。
こちら北田家様墓地です。
納棺師が「おくりびと」なら
納骨師の私は「おさめびと」とでも言うのでしょうか。
本木さんのように美しい儀式が出来るように日々研究です。
御納骨は強風に悩まされることも無く無事に終了。
御参列の多くの皆様に石塔脇の書碑をお褒めいただきましたこと
本当に恐縮でございました。
その後は斎場に場所を移しまして法宴です。
そこでの北田様の挨拶を受けて感じた事を少々。
「私たちの世代は気持ちを言葉にして伝える事が苦手な世代です。」とのお言葉に
長年連れ添ってくださった奥様へ
感謝の気持ちを伝えれずに別れが来てしまった北田様の御心を
お察しすると胸が痛くなったのです。
建墓の打ち合わせの際に
「妻と二人で眠るお墓には妻が書いたこの詩と共に。」
と北田様からお話があったのですが
挨拶をお聞きしてあらためて奥様へのお気持ちの強さを感じました。
御縁を頂戴しましたお墓には
奥様へのお気持ちが本当に詰まっていらっしゃいます。
北田様の奥様への感謝のお気持ちがいっぱい詰まったこちらのお墓は
奥様への「恋文」なのです。
このお墓はお二人の子供たち孫たちの
お二人を偲ぶ心の安らぎの場となり
そしてお二人の恋物語は幾世代にも亘って受け継がれていくのです。
こんなにも素敵なお墓をお世話になれましたこと
本当に感無量だと強く感じました。
北田様本日は大変お世話になりました。
お二人の愛の詰まったお墓は
私が責任を持ってお守りいたします!!
同業者に
「湊さ~ん。恋文とか恋物語とか愛とか
お墓にそういうのってくさくないですか?」
とか言われそうですがロマンチストで何が悪いっ!?
お墓は「家族愛」のかたち「夫婦愛」のかたちなんですから。
これからの石屋は「感性」。
これが大事なんです!!
「良いお墓ってどんなお墓ですか?」と良く質問を頂戴します。
想いのこもったお墓に決まってるじゃないですか。
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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