文字彫刻をしながら感じること。

皆様こんにちは。
指がひび割れる季節を迎え
早速右手親指の先っちょが
ひび割れて痛い痛いな
石屋ブロガーの湊和也です。

お墓をおつくりする工程の中には
文字彫刻という大切な工程があります。
石塔であれば顔のようなものでしょうか。

その作業には墓誌や墓碑に
御戒名を彫ることも含まれます。

御戒名と一緒にお彫りするのは
命日
俗名(生前のお名前)
行年(亡くなった年齢 数え年)など。

僕は彫刻作業の際
この行年を拝見しますと
色々と感じることがあるんですね。

人が何才まで生きるのかは千差万別。

百才を越える長寿の方もいらっしゃれば
八十代と平均の方もいらっしゃる。

残念なことではありますが
七十代や六十代や五十代で
その生涯を終える方もいらっしゃる。

現代においては
七十代で亡くなられるというのも
早すぎる別れのような気がします。

また中には
四十代や三十代で亡くなられる方
さらには二十代で亡くなられる方
それに届かず亡くなられる方と
人の生涯とは本当に様々です。

何才でその生涯を終えたとしても
皆様それぞれに
精一杯その人生を歩んだことと思います。

小説に書かれるような
大恋愛をした方がいるかもしれない。
仕事に失敗しても
映画のような奇跡を
体験した方がいるかもしれない。
人には言えない悲劇的な出来事を
経験した方がいるかもしれない。

その生涯を終えた日にち
その生涯を終えた年齢
その生涯を生きた名前

そして

これから仏様の世界で生きていくための名前

心を込めて彫らなければと
防塵マスクを付けるたびに
僕は感じるのです。

DSC_0995

変顔じゃね~ぞ(笑)

 

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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