福島県産荒川石を手加工。

皆様こんにちは。
火曜日の消火活動の疲れが抜けず
もう若くはないことを痛感している
石屋ブロガーの湊和也です。

さてさて。
現在進行中の墓所新設工事。
本日は基礎コンクリート打設の予定でしたが
昨夜の大雨により運搬路の状態が悪化したため
無理せず明日に移行。

運搬路=墓地通路ですので酷く荒らしてしまうと
周辺にお墓を持ちの方々の御迷惑になってしまいます。
何より作業中に事故など起こすわけにはいきませんので(^_^;)

つうわけで本日は工場にて作業。

火曜日に
石神彫刻工房さんから引き取ってきたお地蔵様の
台石と花立石の作製。

こちらは台石。
福島県産荒川石のスラブ材からつくります。
コヤスケとセットウという昔ながらの石工道具で
割りながらかたちをつくります。

この割って出てきた表面を
「割肌（わりはだ）」と呼ぶのですが
荒川石の割肌は
石神彫刻工房さんのお地蔵様と良く合う。

お地蔵様を置く部分の表面は
チョウナで小叩き仕上げにします。

チョウナというのも
昔ながらの石工道具です。

こちらはその小叩き作業の様子。
花立石を叩いています。

叩いているのは工場長。

小叩きは根気のいる作業です。

石屋の昔ながらの手加工。
その大変さはやった者にしかわかりません。

中国で加工させればいいじゃん。

こういう意見の石屋さんもいるでしょうが
それでは何の価値もないんです。

自分たちで叩くからこそ
石屋の情熱が注ぎ込まれるんです。

宮城県川崎町の地で日本の石で彫ったお地蔵様。
それの台石だって日本の石であるべきですし
自分たちで叩くべきなんです。

石神彫刻工房さんのお地蔵様。
今年で4基目の御納品です。

その4基いずれも・・・・・

僕の石工パッションがムンムンに詰まっています(笑)

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この記事を書いた人

湊和也㈲ミナト石材代表取締役社長

福島県二本松市小浜㈲ミナト石材代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き！！お祭大好き！！二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです！！最近は腕時計の収集に夢中～。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ！！

4月, 2016