石塔才数の下限。

皆様こんにちは。
生野菜のサラダが大好きな
石屋ブロガーの湊和也です。

基本的に毎晩夕食に
それがあることを願っています(笑)

さてさて。
こちらは次現場で
建上予定の和洋型石塔。

DSC_1421

和洋型石塔?

洋型ほど低くなく和型ほど高くない
両者の中間に位置するような
そんな佇まいの石塔を
和洋型と呼んでいます。

お墓の完成価格は
そのお墓に使用する
石材の総体積量(総才数)で上下します。

同じ大きさの区画でも
石を多く使用すれば価格は上がりますし
石を少なくすれば価格は下がります。

石塔の販売価格を下げるためにも
その石塔の総才数を下げればいいわけですが
そうするにしても
限界はあるだろうというのが僕の意見。

こちらはその限界の
ひとつのかたちと言えるでしょう。

DSC_1419

芝台は使用せず
上台と香炉・花立の台石を
納骨堂の上に接着するようになります。

DSC_1423

竿石の厚みは7寸(約21cm)。
和洋型石塔であれば
これ以下の厚みにしなくてはいけないのなら
御納品はしたくない。
厚みが少なくて
強度も不安(゚д゚)見た目も不安(゚д゚)

価格競争をする業者さんは
お墓の販売価格を下げるために平気で

ペット墓石?

こう感じるような小さな石塔を
設計して提案して販売しているけど
それはお墓の価値を下げているし
個人への敬意がないし人の死を軽んじています。

お墓は
故人の安らかな眠りを願う
残された御家族様にとっての祈りの象徴です。

人の死に関連する品物なんですから
それなりのお姿でなければいけないはずなんです。

人によっては
そのお墓は大切だった故人そのものかもしれない。
また人によっては
そのお墓は生前必死に頑張ってきた証かもしれない。

お墓は「もの」ではないんです。

お墓が「骨捨て場」にならないことを願って
こんなことを書いてみた。

DSC_1424

限られた才数の中で
なかなか良い設計ができたのではなかろうか(笑)

 

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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