石塔と墓誌はデザインに統一感があると良い。

皆様こんにちは。2日間更新していませんでした(^_^;)なので今日はちゃんと書こうと思います。どうも!!書けるときはささっと書けるけど、書けないときはとことん書けない石屋ブロガーの湊和也です。

今日はどうかな?(笑)

さてさて。月曜日から撤去した石材の再加工を進めていまして、昨日と今日は社内総出で加工DAYとしました。昨日外柵が完成して、本日から浮金石の石塔からの置灯篭の台石や物置石の作製に入りました。撤去してきた浮金石の墓誌は、寸法を調整後にクリーニングして使用します。

墓誌はこちら。角物でシンプルな墓誌です。お客様からは「石塔が今風になるので、それに合うようにR加工を施して欲しい。」とのお話。ではではどういったRを施しましょうか。

こちらは今回建上させていただくプレミアム墓石「優美」。何度見ても素敵な佇まいです♪こちらと並んだ時に違和感がないように仕上げなくてはいけません。ですので今回は墓誌の頭頂部を「優美」の頭頂部と同じく仕上げることとしました。

こちらは「優美」の頭頂部。Rというよりは「弧(こ)」の方が正しいでしょうか。

中国加工石材が日本のお墓に多く使用されるようになってから、装飾過多なお墓が増えたというのが僕の印象。やれR加工だ~。やれ格子加工だ~。やれ銀杏面だ~。色々と詰め込み過ぎなお墓をよく見かけます。「デザイン」という作業は余計なものを省くこと。「デザイン」は付け足すことって勘違いしている石屋さんが多いこと多いこと。特徴的な加工は僕はワンポイントでいいと考えています。

加えて特徴的なワンポイントの加工を施すにも、石塔と墓誌には統一感があると良いですね。

こちらはとある墓誌の頭頂部。両端が亀腹になっています。亀腹は和型石塔に多く施される加工ですので、こういった頭頂部の墓誌なら和型石塔とセットにするのが妥当でしょう。なので今回の「優美」にはマッチしないと思うんですよね。やはり「優美」と同じく「弧」にした方がまとまりがあるお墓になるはずです。

というわけで墓誌の頭頂部の「弧」が完成しました。実は今回は塔婆立の笠石の形状も少し悩みまして、結果同じ「弧」になっています。

突飛な形状よりは、主役となる石塔に合わせたほうが断然良いですね。

 

(´∀`)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま~す♪(´∀`)

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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