昨日は浪江町の帰宅困難区域へ入りまして
お墓の復旧作業に行ってきました。
川俣町との境目にあります検問所。
警察官かと思いましたが民間の警備会社の方のようです。
こちらの許可証がないと入れません。
作業に当たる人数・作業員の名簿・車両等々
全て事前に報告して申請。
作業当日までの段取に時間がかかります。
作業に入った共同墓地です。
復旧が済んだお墓も見られますが
まだいくつか震災当時のまま放置されているものも見られます。
なんとも痛ましい光景です。
作業終了後は全身はもちろんですが靴の裏までスクリーニング検査。
またこの際に作業中の被曝量の証明書を受け取ります。
使用した車両も念入りにスクリーニング。
墓地用クレーンまで検査されました。
帰宅困難区域での各種復旧作業ですが
上記の検査を済ませて午後4時には検問を出なくてはいけません。
そうなるとどんなにギリギリまで頑張ったとしても
だいたい午後3時半くらいまで。
作業に入る前もこの検査所に寄って
線量計を受け取ったりその説明受けたりで
作業開始は午前9時過ぎ。
昼食時間を抜くと作業時間5時間強。
事態が事態ですから仕方ないですが
復旧の歩みは遅くなります。
これが福島県の現実か・・・・・。
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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