今年の7月3日。
お笑い芸人の春一番さんが肝硬変のため
この世を去りました。
アントニオ猪木のモノマネのあの方です。
今年は芸能界の大物が相次いでお亡くなりです。
春一番が大物かどうかって?
大物でしょそりゃ!!
アントニオ猪木のモノマネ一本。
しかも本人から公認されています。
他にも猪木のモノマネする方はいますけど本人からの公認は春さんだけ。
これは凄いことです!!
親しみを込めて春さんと呼ばせていただきます。
お笑いウルトラクイズではずいぶんと笑わせていただきました。
あの細い体がもう最高。
あらためて御冥福を心よりお祈り申し上げます。
先日テレビを見ていましたら春さんの奥様が出ていました。
たぶんナイナイの番組でしたでしょうか?
大好きだったお酒と
いつでも仕事に迎えるように準備された鞄
それと春さんの御遺骨が祭壇に置いてある映像。
そこで奥様から春さんの御遺骨についてお話がありました。
「散骨すると会いたいときにどこに会いに行ったらいいかわからないから
まだ自宅に置いてあります。」
散骨してくれと春さんの遺言だったのでしょうか?
最近は様々な埋葬方法が世に出てきています。
従来通りの石のお墓・ロッカー式納骨堂・樹木葬もちろん散骨も。
散骨は御遺骨を粉状にして
海や私有地に撒くという埋葬方法です。
「終活」の中でエンディングノートに
死後は散骨してくれと書き記す方も少なからずいらっしゃるでしょう。
散骨は何というか今風でシャレオツな印象を受けます。
でもねこれって残される御家族のことを全然考えていない
身勝手な埋葬だと僕は考えています。
何故か?
答えは春さんの奥様のお話の通りです。
会いたいときにどこに会いに行ったらいいかわからないから。
お墓っていうのは
亡くなった方のためのものではありますが
残された方々のためのものでもあるのです。
会いたいときに会いに行ける場所
話したい時に話しに行ける場所
良い知らせでも悪い知らせでも報告にいける場所
それがお墓なのです。
お石碑は大切だったあの方そのものなのです。
お墓は残された方々の心の拠り所なのです。
散骨を真っ向から否定するつもりはありませんが
散骨を希望されるなら大切な御家族と一度しっかりと話し合いを持つべきだと思います。
撒いてしまってからでは収骨は不可能ですから。
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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