昨夜も強風が吹きました。
どんど焼きの炎も煽られて危険でしたので
早めに切り上げ。
お預かりした正月飾りも全ては燃やせずじまい。
しかしまあ飛び火して火事を起こすわけにはいきませんので
御理解くださいませm(_)m
さて石屋の話。
僕は仕事始め以降お墓への文字彫刻の段取りを進めています。
ここ二本松市のお墓へも甚大な被害をもたらした先の大震災。
未だにその爪痕を見て取れるものが存在します。
戒名を彫刻する墓誌です。
戒名碑ですとか墓碑ですとか別称もありますね。
浄土真宗においては法名碑と呼ばれます。
こちらへの文字彫刻の御依頼がありました。
実はこちらの墓誌は先の震災で倒壊して三つに割れたものが
ボンドで接着されたものになります。
彫刻が全く不可能ではないのですが
クラック部分(割れた部分)に当たる文字はきれいに彫り上げることができません。
その旨御理解いただき
新しい墓誌への交換となりました。
震災の復旧作業はおおよそ終了しましたが
こういった内容まで含めますとまだ全てが元通りではないのですね。
僕たち石屋。
震災でのお墓の被害を教訓により良い施工を求めなければいけません。
お墓はお客様御家族様にとってかけがえのない場です。
それをお客様とともに守っていくのが石屋の使命ですから。
「あだ強い地震はもう来ねがら。」
「あだ強い地震は次は千年後だっつうがら。」
「ほんじゃがら今まで通りでいいんだぞい。」
こんな姿勢の石屋は
「ダメッ!?ゼッタイッ!?」
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
最近の記事
- お墓のお仕事2024年9月20日秋彼岸です。蜂に御注意。
- お墓のお仕事2023年12月29日令和5年のお仕事の総括。
- お墓のお仕事2023年12月15日この冬は墓じまいの施工が続きます。
- 小浜の紋付祭りと字新町若連会2023年9月21日令和5年度 小浜の紋付祭りが開催されます。