竿石の交換。パッチワーク的対応もあるにはあります。

皆様こんにちは。毎日慌ただしく動き回っていましたら、髭のお手入れを怠っていました。石屋はガテン系のお仕事とは言え、立場上打合せにおいてお客様とお会いしてお話することが多いわけですから、日頃からきれいにしておかなければいけませんね(^_^;)どうも!!現在無精髭が伸びていて野武士みたいな顔をしている石屋ブロガーの湊和也です。

まずもって髭やめろって?頭髪は家系上短命なのだ!!だから髭くらいおしゃれさせてよ(笑)

さてさて。石は自然から賜る限りある天然の素材です。そのため採石そして流通が半永久的に続くことはありません。例えば「30年前は安定的に採石されていて流通していたけど、現在は採石されていないし流通もしていない。」こういったこともあるわけです。石が天然の素材であるがゆえの難しさですね。

お墓の文字彫刻。誤字の修正を含んだお仕事。

こちらのお仕事。「竿石の文字の修正は再加工にて行いましょう。」と御提案したのですが、「竿石を交換しての対応だったらいくらかかります?」とお客様からお話がありまして、現在少しばかり悩んでいます。

石塔は薄い緑色の石なのですが、お建てになった年代から推測するとおそらく韓国産石材。他社施工であるため正確な石の名称も今のところ把握できていません。僕が思うにおそらくこの石は現在は流通していないかと。数社の輸入石材の商社さんに問い合わせてみるつもりですが、同じ石が手に入る確証はないですね。今のところ2社から「手に入らないと言い切れますよ。」とのこと。その返答・・・・・潔し(笑)久しぶりに記事の冒頭に書いた「石が天然素材である難しさ」に今直面しています。

ではどうするのか?

とりあえず似た石での交換を御提案する予定です。石塔の竿石だけ違う石で何だかパッチワークみたいな対応になってしまいます。ですのであまり積極的にこういった御提案はしません。お客様がその石がすでに手に入らないという事情を踏まえて、違う石でもと御納得いただいた場合のみの対応ですね。

ここひとつ御注意ください!!似た石を同じ石と偽る石屋さんもいるようですから。不安な場合は他社に相談して相見積してもらうことも必要でしょう。

中国産石材の似た石と見比べてみました。

う~む(ーー;)いずれも一長一短ありますね。

・石の色で合わせるか?
・石目で合わせるか?

さらに経年での変化のことも考慮しなければいけませんので決定には慎重になりますね~。

 

(´∀`)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま~す♪(´∀`)

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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