もしや書籍化っ!?
などと妄想を膨らませながら
たんたんと続けていきます。
『それではそういった効果があると思われるお墓。私たちにとってお墓って何なのでしょう?
私はお墓を建てさせていただく石屋を生業としています。
当たり前ですが主な仕事場は墓地。
墓地で仕事をしていますと近くの田んぼや畑での仕事の手を止めて
御年配の方がよく見学にいらっしゃいます。
こういった方々と私はよくお話をさせていただくのですが、けっこう面白いお話を聞くことができます。
(訛りの活字化は難しい(´;ω;`))
「石屋さん。わだしない5年ぐれえ足がいでな~いでな~っていだんだよ。
ほんじこの前お墓参りさ来だら石碑の下の方が欠けでだの見つけだんだわい。
ほんじおめえさんどこでねえ違う石屋さ頼んで直してもらったら、すっかり
足いで~の治ったんだわい。」
「この前おらいの爺様ない、脳梗塞で急に逝っちまったんだわい。四十九日も終わって
この前野辺送りの片付けさ来だら石碑の頭にキズがあったんだわい。あれ知らずにほっどいだから
逝っちまったんだない。」
「うちの婆さんよぐ腹痛い腹痛いって騒ぐのない。医者さ行けって言っても行かないで
医者でねくて石屋呼べって言うのない。んで婆さんに聞ぐど石碑の字を彫ってある石あっぺした?
あの下の石さヒビ割れみでえのあっから腹痛いんだっつうんだよない。それ直せば腹が痛いの
治るって言うんだよない。」
すごいですね~。
私はお墓を建てること・直すことを生業としていますが
こういった話を聞くともしかしたら私は医者になれるのかもしれません。
しかしですね。しかし。
お墓の状態が持ち主の体の状態に影響するなんて科学的根拠は一切ないのです。
ただ。
こういった御年配の方々は
「自分の心や体の状態をお墓に投影している。」と私は強く感じます。
おそらくこれは
人間が持つお墓に対する尊敬の念や惧れ(おそれ)の表れだと思います。』
次回「お墓は家の象徴。」
coming soon!!
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この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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