今日は日向は暖かいですね~。
工場内での
石塔のクリーニング作業の合間に更新です。
『また実際にお客様とのお仕事の打ち合わせの中でも
非常に興味深いお話をたくさんうかがうことができるのです。
「湊くん。
おらいの親父の一周忌の法事に合わせでお墓つくっかど思うんだげんちょもない。
今建ってる石碑のこどなんだげどもない。親父がらあの石碑はおめの祖父ちゃんが
田んぼ・畑を頑張って生活苦しがったけど立派なのつぐったんだって聞いでんだよ。
んだがらあの石碑を利用して柵まわしてもっと立派にでぎねべがない。」
こういったお話ですとか
また先の東日本大震災でのお墓の復旧作業の中でのお話なのですが
「おめさんら、いづお墓直しさ来てくれんだい?
早ぐ来てくんにど、お墓壊っちどこ親戚さ見らっちゃら怒られっちま~!!」
「両隣は直ってのにうちばっか壊っちゃままでは隣近所に笑われっちま~!!」
こういった感じです。
隣近所というものに関係しますお話ですと
創業者であります私の祖父から聞いた話なのですが
日本国民の所得が上がり日本全体が好景気の時代は
隣のお墓より立派に!!
あの家のお墓より立派に!!
といったように・・・・・何と言いますか
競い合うようにお墓が建てられていたとのお話です。
こういったお話から考察するに
私は「お墓は家の象徴である。」ということを日々感じています。
またこれも興味深いお話ですが
「嫁ぎ先はその家のお墓を見てから決めろ!!」
こういうことが言われていた時代があったのですね。
もしかしたら今現在もそうなのかもしれません。
もしかしたら私も私の知らないところで
妻の実家の家族に湊家のお墓を見られていたのかもしれません。
まあ石屋が生業ですのでその辺はね~。
心配いらないはずなんですけどね~(笑)
余談はさておき。
まあこれはお墓を大切にしているか、つまり御先祖様を大切にしているかが
その家・家族、深いところまで言いますと
自分の娘の伴侶となる男性の人間性をはかる上で
ひとつの大きな物差しだったということなのです。
少し古い時代のお話が続きましたが
御年配・・・・
こういう言葉で一括りにしてはあれか・・・・
何というか・・・・
日本の高度経済成長を支えた世代の方々といいますか
まあ私からしますと親世代・祖父母世代の方々は
お墓を神聖なもの、またかけがえのないものとして
生活の中に位置づけていただいているなと私は感じております。』
次回「お墓は骨捨て場じゃね~んだよ(怒)」をお送りいたします。
see you!!
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この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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