節分です。

気が付けば2月。
少し前に正月を迎えた気がしますが
時が経つのは早いものです。
今年は雪も多く冷え込みも例年以上でしょうか。
外を見ますと
また雪がちらついてきました。
現場が心配です。
さて。
先月は幼馴染の親しい友人達の御尊父様の葬儀が続きました。
我々はまだ三十代前半ですが
その親の年代といいましても
まだまだ早い旅立ちだと思います。
この場をお借りしまして
故人の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
私は石屋と言う仕事柄
四十九日御法要や一周忌御法要に向けまして
何かしらお仕事の御縁を賜るのですが
御自宅へ伺いお話を聞かせていただきますと
御家族の故人への想いの深さに胸を打たれ
なんともいたたまれない気持ちになってしまいます。
当たり前のことでしょうが
大切な人を失うことは非常につらいことなのだなと改めて感じるのです。
そして
こういった場において私は石屋としての私信を再確認することになります。
お墓は御家族にとりまして大切な故人が安らかに眠る場です。
つまりお墓は亡き御家族を想う祈りのかたちなのです。
その想いを聞きともに胸を痛めともに考え
オンリーワンのお墓を御提供するのが石屋のつとめではないでしょうか。
お墓は高額商品です。
御客様それぞれ御予算があって当然だとは思います。
しかし
「和型ですか?洋型ですか?」
「白御影石は安いですよ。黒御影石は高いですよ。」
「どこよりも安くしますよ。」
「大特価でいくらいくらですのでこの機にどうぞ~。」
というようにお墓のプロである石屋が
値段の安さばかりを追い求めていていいのでしょうか。
値下げ競争ではなく
付加価値競争でなくては
業界全体として御客様により良いサービスを提供しているとはいえないですよね。
お墓はづくりは「絆」を再確認できる家族の共同作業です。
また
お墓は「絆」を象徴する代々続いていく祭祀財産です。
人間関係が希薄だといわれるこの日本社会。
お墓が持つそういった価値を伝えていくことが
我々石屋の使命ではないのかな。
お墓は「心」です。
そして
お墓は「絆」です。

この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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