石屋には設計力・デザイン力も必要なのです。

昨日まで我が菩提寺で
先の震災の被害の細かな修復工事を3件行っていました。
本日からまた大きな現場のスタートです。
現場の進行は弟に任せ
私はPCの前で仕事中です。
現在打ち合わせ中の御客様から御要望がありました
和洋型石塔を設計しております。
和洋型石塔とは
和型石塔(従来型)と洋型石塔(横型)の中間の石塔です。
洋型石塔だけど少し背が高い石塔というとわかりやすいでしょうか。
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はからずも御位牌のような佇まいとなりました。
実物の完成が楽しみです。
昔の石屋はこれがお墓の定番だといって和型石塔だけを扱っていました。
しかし現在は様々な個性のある石塔が建つ時代です。
石材の卸屋や加工メーカーにまかせきりにしないで
御客様に一番近い我々小売店は設計力やデザイン力を磨かなくてはいけません。
しかし残念ながら
デザインという作業を勘違いしている石屋が多いように感じます。
ちゃんと勉強するとわかりますが
デザインとは余分なものを省く作業です。
ですので過剰な面取り・R加工・銀杏面仕上げ等々は
お墓の造形物的側面の質を下げているように考えます。
お墓はシンプルが一番です。

この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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