大切に使っていけば石工道具は長持ちする。でも牛殺しの木はストックが必要。

皆様こんにちは。本日は不思議と暖かく温感インナーを脱ぎ捨てました。どうも！！石屋ブロガーを目指してギラギラしている湊和也です。

お肌がね(笑)

さてさて。僕は鼻の下と顎にヒゲを生やしています。「お客様と商談する立場なのにヒゲなんてけしからん。」という意見もあるかもしれませんが、僕は全然いいじゃんって感じ。会社のwebサイトにもそのままの顔で出ていますし、お客様にとっても「ここの石屋の専務さんはヒゲ生やしてるんだ～。」くらいのことだと思います。「ヒゲ生やしてるから仕事もらえない・ヒゲ生やしてないから仕事もらえる」こんなことはまずありえないし、お墓のお仕事が御成約になるか否かは、ヒゲのことなんかより他のことの方がよっぽど大切でしょう。

ヒゲのお手入れは週に一回のバリカンで。鼻の下は3ｍｍ、顎は6ｍｍで揃えています。結構伸びてきたので今日も空いた時間に揃えようとバリカンを充電。その後鏡の前で揃えていましたら、ほぼ終わった頃にバリカンが動かなくなりました。その後いくら充電しても、動きはしますが、ヒゲを刈れるほどのパワーは発揮しません。どうやら故障のようです。というか寿命でしょうかね。実はこのバリカンは使い出してから13年は経っています。24才くらいの時に買ったはず(^_^;)10年以上使ったわけですので、ずいぶんと長持ちしてくれたな～と感謝の気持ちでいっぱいです。つうかほぼ終わった頃で助かった。ほぼ終わった頃に寿命が来るなんて、道具にも心が宿るのだろうか。バリカンくん。今までありがとう。道具というのは大切に使うことで、長い間その役目を果たしてくれます。新調するバリカンも同様に、長持ちするように大切に丁寧に使っていきたいと思います。

こちらは昔ながらの石工道具。「チョウナ」と呼ばれる「小叩き」という仕上げを行う道具です。僕が入社したのは14年前。その頃から、いや、正確にはいつから使っているか分かりませんが、その前からあるはずですからかなり使い込んでいます。20年前から、もしかしたら30年前からあるかもしれません。石工道具も大切に丁寧に使っていけば長持ちするんですね～。ただ。石を叩く頭の部分は長持ちしますが、どうしても柄（持つ部分）は定期的に交換が必要です。んでこの柄には「牛殺し」という木が最適。正式名称は「カマツカ」。漢字では「鎌柄」。「牛殺し」というのはおそらく俗称です。材質が非常に硬くて壊れにくいことが石工道具の柄に適する理由です。んで柄が壊れてからこの木を探しに行けるほどのんびりお仕事はしていられませんので、常にこの木のストックを保管していなくてはいけません。現在はたくさんストックがありますので、しばらくは大丈夫ですかね。

そういえば亡くなったじいちゃんに「野山に入っていって、一人で牛殺しの木を見つけられるようになったら、石工として一人前だ。」ということを言われたことがあります。果たしてそうだろうか？じいちゃんのこの話には少し疑問(^_^;)

あっ。そうそう。寿命を迎えたバリカンはちゃんと供養いたしました。

(´∀｀)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま～す♪(´∀｀)

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この記事を書いた人

湊和也㈲ミナト石材代表取締役社長

福島県二本松市小浜㈲ミナト石材代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き！！お祭大好き！！二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです！！最近は腕時計の収集に夢中～。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ！！

11月, 2016