雨です。
1月に雨というのも不思議な話です。
やはり地球は温暖化しているのでしょうか?
今日は現場に出れませんでしたので
工場で加工そして加工。
現在進行中の外柵新設工事の外柵の石は既に加工が終了していますので
新外柵に据付けるもともとございました石塔の磨き直しが中心です。
こちらは自動研磨機による再研磨。
ツヤツヤにしますよぉぉぉ!!
石はまたまた登場福島の銘石「荒川石」。
地元の石ですので扱う機会が多いのは当然ですね。
こちらは手動研磨機。
水鉢ももともとあったのですが、お花立や香炉がなかったものですから
同じ荒川石で新しいものをおつくりします。
写真は香炉の研磨中です。
こちらは石を切る機械です。
ジャンジャン石を切りました!!
やはり加工は楽しい。
残念な事に今は工場や加工の技術がなくても
石屋としてお墓を販売できる時代になりました。
あくまで私の意見ですが
現場での据付けの経験や加工の経験も無い人間が
墓石の販売をするのはいかがなものかと思っています。
石を理解していないのに販売している事になりませんかね?
やはり質などは加工で実際に石に触れていないと
理解できないと思います。
現在日本で建つ墓石のほとんどは中国で加工されています。
最近の中国側からの日本の石材業界への意見のひとつに
「石は自然のものであるという認識が薄くなってきているのでは?」
といったものが業界の雑誌に書いてありました。
加工の指示書を送ればその通りに加工されて送られてくる。
加工の経験がない人にとっては
プラスチック製品や各種金属製品のような
工業製品のように感じられても仕方ありません。
まあ販売先をしっかりと選定せずに
だれかれかまわず販売してきた中国側にも責任があると思いますけど。
石の加工は大変な重労働です。
ひとつのちょっとした曲面を仕上げるのだって
かなりの時間とかなりの根気が必要なんです。
墓石材には石工の血と汗が染み込んでいるんです!!
それは国内加工だって中国加工だってインド加工だって同じ事。
販売にだけ従事している人は
このことをよくよく理解するべきです。
ブローカーの皆さんへ。
お墓の本当の価値は「安さ」にあるのですか?
工場には石工の「心」が詰まっています。
お墓は「心」です。
この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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