皆様こんにちは。
雨が降りそうで降らなくて
外仕事の僕たちには救いだな~と空を見上げる
石屋ブロガーの湊和也です。
先日こんな記事を書きました。
記事の中にありますが
昔ながらの石塔(和型)は地震に弱いの?という質問。
たしかに東日本大震災ではセメント接着施工のものや
ボンド接着のみでの施工のものは多くが倒壊しましたし
重心の低い横型石塔の方が
地震に対して見た目に安心感がありますから
こういうお気持ちを抱かれるのも仕方ないでしょう。
んでこの質問への僕の答えですが
正しい施工を行った和型石塔であれば
仮に東日本大震災と同規模の地震でも
耐えることが可能だと考えています。
こういった感じでしょうか(^_^;)
あくまで僕が考えるものですが
それでは正しい施工とはどういったものか?
あくまで僕が考えるものですからね(^_^;)
でも自信はあります!!
弊社の東日本大震災以降の
和型石塔建上時の施工写真で御説明。
現在ではこれがほぼ標準施工となります。
➀滑り止めゴムパッド
※積み上げていく際の水平調整も担っています。
➁耐震ボンド
※団子状より線状での接着の方が効果が強いと考えます。
➂ピンの受け穴
※ゆるいセメントを流し込みその後ピンが入ります。
んで僕が考える施工で欠かせないのが
エアーグリップという➃のブチルゴムです。
どういう品かといいますと
まずその粘着力が非常に強いです。
また一度接着しますと地震の揺れのような
瞬間的な大きな力では容易に剥がれることなく
でもクレーンでゆっくり吊り上げるといった
やんわりとした力だと徐々に剥がれるといった優れもの。
こちらから
その効果の実験映像も御覧いただけます。
動画をダウンロードするようになるので
ネット環境の良いところでぜひどうぞ!!
エアーグリップは震災前から
オプション的に導入していまして
いくつか施工した石塔があったのですが
震災で倒壊した石塔は1基もありませんでしたので
その効果は抜群だと考えています。
とまあ僕が考える和型石塔の正しい施工は
滑り止めゴムパッド・耐震ボンド・ピン固定
これにブチルゴムを組み合わせたものになります。
あんな巨大地震は
俺達が生きているうちにはもう来ないよ。
こんな感じに
震災前と何も変わらない施工をしている
そんな業者さんもいらっしゃるようですが
「備えあれば憂いなし」
これが世の常でしょうかね~。
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この記事を書いた人
- 福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!
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