難所墓地での石積みおよびコンクリート打設工事。

皆様こんにちは。朝晩の冷え込みに冬の訪れを感じるようになり、ヒートテックのロングタイツインナーをそろそろ穿こうかなと考えてます。どうも!!石屋ブロガーを目指して色々と開き直った湊和也です。

石屋の冬現場は厳しいです。温感インナーにはこだわります。でもまだ日中は暖かいから早いかな~。

さてさて。昨日から二本松市初森地区において石積みおよびコンクリート打設工事を着工しました。この初森地区はかつて初森御影石が採石されていた地区。初森御影石は石目が細かく青みがかったきれいな白御影石です。現在採石されていませんことは残念でなりません。

僕の地元である二本松市旧岩代地区の墓地はその多くが傾斜地に存在しています。中山間地であることが主な理由ですね。ただ理由はそれだけではなくて、人が亡くなることを「天に昇る」と言うように、人は亡くなってから空の彼方「天」に渡ると古くから考えられてきました。そのため無事に「天」へ渡れますようにとなるべく「天」に近い高所に埋葬されてきた名残だと考えられます。今回のお仕事ももちろん傾斜地。その中でも難所に分類される墓地だと思います。工事車両を停車する位置から作業依頼のあったお墓までのルートを見てみましょう。

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工事車両を停車してから早速の登り坂。

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さらに登り坂。奥に墓地らしきものが見てきました。

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登りきってやっと墓地到着。見事に傾斜地に広がる墓地です。

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作業依頼のあったお墓はこの急勾配を登りきった最上段右側奥。ちょうど人の姿が見えるあたりになりますね。この急勾配は普段は間知石と土で登りやすく階段状に仕上げてあります。今回は工事のために一旦取り外して石材運搬車が登れるようにしてあります。もちろん工事終了後は元の状態へ戻さなくてはなりません。

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上から見下ろしても急勾配。当たり前ですが(^_^;)石材や資材の運搬には細心の注意が必要です。とりあえず荷物を積み過ぎないことが重要ですね。

毎現場こういった内容なのかといいますと決してそんなことはないんですが、頻度が多いことは確かです。自分も含め会社の皆様には危険な作業にあたってもらうようになります。残念ながらお墓の低価格化が進む今ですが、こういった内容のお仕事は価格競争に巻き込まれることはあまりありません。墓地通路を御覧いただいただけでも、お仕事するのに時間も手間もかかることが御理解いただけると思います。しかも危険が伴いますし。「お客様の御負担を軽減したい。」「なるべく勉強しなくては。」御縁を賜りますお客様の御予算にできる限り合わせたいと常々考えてはいますが、作業内容によりましては「かかるものはかかる。」これが石屋の本音なのです。

 

(´∀`)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま~す♪(´∀`)

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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