御先祖様の石塔群をまとめるぅ~。

皆様こんにちは。春彼岸前土壇場の僕達石屋にとってはショッキングな降雪。積雪もありましたので午前中は工場での作業。午後からは雪も止みまして、施工班の皆様は午後から現場へ向かってくださいました。本当にありがとうございますm(_)mどうも!!施工班の皆様も頑張ってくださっている!!だから僕も皆様に安定収入をお渡しできるように順次商談をまとめなくてはいけないなと己を奮い立たせている石屋ブロガーの湊和也です。

「会社の皆様は家族」

僕はこういう考え方なのですが、「従業員なんて使い捨て~」という考え方の経営者も世の中にはいるのでしょうね。

さてさて。御家の歴史の古い旧家の方ですと、寺墓地や共同墓地にお墓をお持ちでも、「自宅の裏山に御先祖様の石塔がたくさんあるんだよ~。」という方がいらっしゃいます。例えばこういった古いお墓です。僕は「旧墓地」という呼び方をしています。

これらは建てられたのが「家制度」以前の時代がほとんど。当時は故人お一人に石塔1基もしくは御夫婦で石塔1基というのが一般的でしたので、旧墓地に建っている石塔が1基や2基ということは少なくて、石塔群と呼べるほどの数が建っていることが多いようですね。

こういった旧墓地に関するお仕事は年間に何件かあるのですが、ここ数年の旧墓地関係のお仕事は「御先祖様の石塔群をまとめる」といった内容が多くなりました。この内容で御依頼くださったお客様にお話を伺いますと・・・・・

「うちは寺墓地と自宅の裏山の中と守っていかなくてはいけないお墓が二ヶ所あるでしょ。自分達夫婦が元気なうちは両方のお墓の世話ができるけど、自分達夫婦が亡くなった後に息子夫婦にお墓の世話を二ヶ所やれっていうのは忍びなくてね。だから息子夫婦が墓守しやすいように自分達夫婦が元気なうちにお墓を一ヶ所にまとめてあげたいんだよね。」

ほぼほぼこういったお気持ちからの御依頼です。御両親様からのこのお気持ちはたいへんありがたいことだと感じます。僕も二人の娘を持つ父親ですけど、娘達が巣立って結婚して子ができて~と大人になっても、娘達がいくつになっても親は子の幸せを願っていますからね。「息子夫婦が墓守しやすいように」このことも子の幸せを願うお気持ちから生まれる行動ですから!!というわけで御両親様にお墓をまとめていただいたあかつきは、しっかりと墓守をつとめていただきたいと思います。

こちらは墓所新設の際にまとめた一例です。

墓地区画の大きさの関係で竿石のみまとめさせていただきました。しかし竿石の数だけ見てもお客様が旧家であることがうかがい知れますね。

完成はこういった仕上がり。

こうすることで亡き御家族様へのお墓参りと御先祖様へのお墓参りが一ヶ所で済むようになるわけです。

本日も御先祖様の石塔をまとめたいというお客様が御来店くださいました。お話を伺いますとお墓を三ヶ所お持ちとのこと(゚д゚)まずは春彼岸明けにそれぞれのお墓の確認。その後により良い御提案をさせていただきたいと思います!!

 

(´∀`)ひそやかに石材業界の発信KINGを目指しま~す♪(´∀`)

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この記事を書いた人

湊 和也㈲ミナト石材 代表取締役社長
福島県二本松市小浜 ㈲ミナト石材 代表取締役社長。120年続く石屋の五代目です。お墓は「大切だった亡き御家族様の安らかな眠りを願う、残された御家族様の祈りの象徴」です。この私信を胸に、僕は人を想ってお墓をつくり続けます。・・・・・とまあ、お堅い自己紹介はここまで(笑)お酒大好き!!お祭大好き!!二人の娘を持つ石屋のおとっつぁんです!!最近は腕時計の収集に夢中~。と言っても高級品ではなくチープカシオね(笑)ブログは毎日更新しています。お墓づくりに不安のある方や疑問をお持ちの方の一助になれれば、僕にとってこの上ない喜びですっ!!

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